人気脚本家・野島伸司が手掛けるドラマ『パパ活』の作品の魅力とは?

現代的な風俗文化のひとつであるパパ活をテーマにしたドラマ『パパ活』をご存じでしょうか。
ここでは、パパ活に対する理解を深める上でも役立つ『パパ活』の作品世界の魅力に迫ります。

『パパ活』ってどんなドラマなの?

『パパ活』は、2017年6月から配信されたインターネットテレビ向けのドラマで、カラダの関係を持たずに、デートするだけでお金をもらえるパパ活をテーマにしています。 
月9をはじめとするテレビドラマで人気のフジテレビと、映像配信を専門とするエイベックス通信放送が制作を手掛けました。
脚本を担当したのは、現代的なテーマを巧みに切り取るドラマが高く評価されている野島伸司です。

ドラマ『パパ活』の主要キャストとは?

ドラマ『パパ活』では、演技派の俳優として知られる渡部篤郎、若手女優として注目を集める飯豊まりえが主要キャストに選ばれました。
脇を固めるキャストとしては、ミステリアスな雰囲気が魅力の霧島れいか、舞台やテレビで幅広く活躍する橋本さとし等が出演しています。

『パパ活』のストーリーとは?

『パパ活』は、渡部篤郎演じる大学講師の栗山航と、飯豊まりえ演じる女子大生の赤間杏里が、パパ活サイトを通じて知り合うところからストーリーが始まります。
出会いはパパ活であるものの、疑似親子として生活するうちに、二人の間に禁断の恋が芽生える様子を描くドラマティックなラブストーリーになっています。
夫婦関係が破綻してしまっている栗山夫婦は、妻の菜摘は不倫に走り、夫の航はパパ活をしていて、お互いに深い心の闇を抱えています。
母の再婚をきっかけに家に居場所がなくなってしまったヒロインの赤間杏里は、いわゆる貧困女子にあたります。
不倫や貧困女子といったパパ活以外にも様々な社会問題を取り扱っていて、作品によりリアリティが感じられるのが作品の特徴です。
パパ活を単なる金銭的な関係として捉えるのではなく、深い人間関係を生みだす源として描き出し、パパ活が現代社会において果たす可能性の奥深さに追及しているのが魅力です。